【5月17日 AFPBB News】かつて同性愛は、世界保健機関(WHO)の疾病分類で「病的性欲をともなった精神病質人格」と規定されていた。しかし、1973年にアメリカ精神医学会が「同性愛は精神障害と扱わない」と決議。WHOの定義も変容していき、1990年5月17日、その精神疾患リストから「同性愛」という文字は完全に削除された。さらに1993年には、「同性愛はいかなる意味でも治療の対象にならない」と宣言した。

 この後、異性婚と同様の権利を認める同性結婚法制定の動きがヨーロッパを中心に拡がり、2001年には世界で初めてオランダで同性婚が施行された。日本は同性結婚は認めていないが、区や市レベルでのパートナーシップ宣誓・証明精度が少しずつ始まっている。(c)AFPBB News