【5月16日 時事通信社】マレーシアの次期首相候補で同性愛行為の罪で服役していたアンワル元副首相(70)が16日、国王の恩赦を受け、釈放された。アンワル氏は記者会見し、マハティール首相と副首相に就くアンワル夫人のワンアジザ人民正義党(PKR)総裁を「全面的に支援する」と表明。自身の首相就任については急がない意向を示した。

 総選挙で政権交代を果たしたマハティール氏らの与党連合は、恩赦が認められれば、アンワル氏を首相にする方針を明らかにしている。ただ、そのためには下院議員になる必要があるため、アンワル氏は今後、補選の機会をうかがい、国政復帰を目指す見通し。

 マハティール首相は16日の記者会見で、アンワル氏の今後の職務について「国会議員でないので(所属)政党で職責を担うだろう」と指摘した。マハティール氏は政権発足から1~2年は自身が首相を務める考えを示している。

 アンワル氏は1998年、経済政策をめぐって当時も首相だったマハティール氏と対立し、副首相を解任された。その後に職権乱用罪で起訴され有罪が確定し、6年間服役した。(c)時事通信社