【5月16日 AFP】(更新)同性愛行為の罪で服役していたマレーシアのアンワル・イブラヒム(Anwar Ibrahim)元副首相(70)は16日、国王の恩赦を受けて釈放された。これによりアンワル氏には国政復帰の道が開かれた一方、9日の総選挙で勝利したマハティール・モハマド(Mahathir Mohamad)首相はアンワル氏に首相職を引き継がせる意向を示している。

 肩の手術を受けた首都クアラルンプールの病院から現れたアンワル氏は元気な様子で、黒いスーツに身を包み元気そうな笑顔を見せた。集まった報道陣に親指を立てるしぐさを見せたが、コメントはせずに車でその場を後にした。

 アンワル氏が所属する党によると、同氏は国王との面会後に国民に向けて午後に演説を行い、夜には政治集会が予定されているという。

 アンワル氏は2015年に同性愛行為の罪で有罪判決を受け、3年服役していた。(c)AFP