【5月16日 CNS】中国証券監督管理委員会は10日、JPモルガン・チェースの香港子会社であるJPモルガン・ブローカリング(香港)(J.P.Morgan Broking (HongKong))が同管理委員会に対し、証券会社の設立を申請するための関連資料を提出したと発表した。モルガン・ブローカリング(香港)の出資比率は51%を予定している。

 同管理委員会の高莉(Gao li)報道官は、「管理委員会の法律とコンプライアンスに基づき、効率的に審査を進める」とコメントした。

 JPモルガン・ブローカリング(香港)は、米JPモルガン・チェースの香港子会社で、時価総額は約4000億ドル(約43兆7000億円)。投資銀行業務や投資管理、法人・個人向け金融サービスを行っている。

 中国証券監督管理委員会は8日にも、日本の野村ホールデングス(HD)が同様に出資比率51%の証券会社設立を申請したと発表しており、外資による証券会社設立申請は、JPモルガンで2件目となる。

 同委員会は4月28日、「外資系投資企業管理弁法」を発表。外資企業による合弁証券会社の設立を認め、事業範囲も順次拡大する方針を示した。(c)CNS/JCM/AFPBB News