【5月15日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2018)は14日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第11シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-1、6-3でアレクサンドル・ドルゴポロフ(Alexandr Dolgopolov、ウクライナ)に完勝し、2回戦へ駒を進めた。

 四大大会(グランドスラム)通算12勝を誇る元世界ランキング1位のジョコビッチは、キャリア通算68勝目となった昨年7月のエイゴン国際(AEGON International 2017)を最後にツアータイトルからは遠ざかっており、肘の故障に苦しんだ影響もあって現在のランキングは過去12年間で最低の18位まで落ちている。

 それでもジョコビッチはこの日、過去4度にわたり栄冠に輝いたイタリア・ローマの赤土でドルゴポロフにわずか55分で完勝。試合後には「ローマでは常に良いプレーをし、多くの好結果を収めてきた。たくさんの応援も受け、いつも素晴らしい気分にさせてくれる場所だ」と語った。 

「きょうの勝利も励みになるし、今週が良い一週間になると信じる理由を与えてくれた。もちろん優勝したいが、最近の結果を考えれば、期待は控えめにしてどこまで勝ち上がれるか見てみたい」

 過去10年の同大会で8度決勝に進出しているジョコビッチは次戦、ともに予選から勝ち上がってきたニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)とフィリッポ・バルディ(Filippo Bald、イタリア)の勝者と顔を合わせる。(c)AFP/Emmeline MOORE