【5月14日 AFP】英国で最も悪名高い連続殺人犯の一人、デニス・ニルセン(Dennis Nilsen)受刑者(72)が12日、獄中で死亡した。刑務当局が明らかにした。

 ニルセン受刑者はイングランド北部にあるヨークシャー(Yorkshire)東部フルサットン(Full Sutton)の凶悪犯罪者を収容する刑務所で死亡した。事件や事故の可能性はないとみられている。

 ニルセン受刑者は1970年代後半から80年代前半にかけて、15人もの若い男性を殺害したとされる。犠牲者の多くはホームレスの同性愛者で、ロンドン北部の自宅に誘い込んで絞殺したり浴室で水死させたりした。

 遺体は洗って服を着せ、数日間から数週間自宅に残し、性行為にも及んでいた。最終的には切断して内臓は近所で処分、その他の部位は焼くか、小さいものや骨はトイレに流していたという。殺人が発覚したのも、戸外の排水溝が詰まったためだった。(c)AFP