【5月14日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia 2018)は13日、第9ステージ(ペスコ・サンニータからグランサッソ、225キロメートル)が行われ、ミッチェルトン・スコット(Mitchelton-Scott)のサイモン・イェーツ(Simon Yates、英国)がステージ優勝を飾って総合首位のリードを広げた一方、同胞でチームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome)は苦戦を余儀なくされた。

 ピンクジャージーを着てレースに臨んだイェーツは、最終盤の上り坂を制してFDJのティボー・ピノ(Thibaut Pinot、フランス)を2位、チームメートのエステバン・チャベス(Esteban Chaves、コロンビア)を3位に抑え、標高2135メートルの地点にあるフィニッシュラインを通過した。

 一方、ツール・ド・フランス(Tour de France)で4度の優勝経験を誇るフルームは、残り2キロのところで後れを取り、ステージ初勝利を飾ったイェーツをはじめとする先頭の3人から67秒遅れの23位に沈んだ。

 総合順位でもイェーツから2分27秒離されているフルームについて、チームスカイのスポーツディレクターを務めるニコラ・ポルタル(Nicolas Portal)氏は、「ここ数日のフルームはわれわれが望んでいた状態ではないが、それでも楽観的にいる必要がある」とすると、「まだ長い2週間が待っている。そこで今より良い結果が残せることを願っているし、まだ何も終わっていない」とコメントした。(c)AFP