【5月13日 AFP】インドネシア第2の都市スラバヤ(Surabaya)の3か所のキリスト教会で13日朝に発生した爆弾攻撃について、警察は、一家6人の自爆によるものだったと明らかにした。また事件について、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 イスラム教徒の人口が世界最多のインドネシアのキリスト教会で発生したこの自爆攻撃では、これまでに少なくとも11人が死亡、41人が負傷している。

 ティト・カルナビアン(Tito Karnavian)国家警察長官によると、自爆の実行犯は、9歳と12歳の娘2人、16歳と18歳の息子2人、両親の6人で、この一家はISを支持する過激派組織「ジャマー・アンシャルット・ダウラ(JAD)」とつながりがあったという。

 母親と娘2人は、顔を覆う「ニカブ」を着用し、腰に爆弾をまいて1か所の教会の敷地内に侵入し自爆したという。JAD下部組織の指導者とされる父親は爆弾を積んだ車で別の教会に突入したとみられ、息子2人はバイクで爆弾とともにサンタマリア・カトリック教会(Santa Maria Catholic Church)に突っ込んだという。(c)AFP