【5月13日 AFP】フランスの首都パリ中心部で12日夜に発生し、1人が死亡し、4人が負傷したナイフを持った男による襲撃事件について、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。警察は「テロ」として捜査を開始した。

 エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は「フランスは再び血の代償を支払っている」と述べた。検察によると、男は襲撃中に「アラーアクバル(Allahu Akbar、神は偉大なりの意)」と叫んでいたという目撃情報がある。

 米テロ組織監視団体SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)によると、この事件についてISが犯行声明を出した。

 IS傘下のプロパガンダ機関アマック(Amaq)は「治安筋」の話として、「パリ市での刺殺作戦を実行したのはISの兵士で、この作戦は有志連合を標的にしろとの呼び掛けに応えて実施されたものだ」と伝えた。(c)AFP