【5月13日 AFP】18F1第5戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2018)は12日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が復調を果たし、今季2度目、通算74回目のポールポジションを獲得した。

 4度の総合王者に輝き、今季も総合首位に立つハミルトンは、コースレコードを更新する1分16秒173を記録。0秒040差で続いたチームメートのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)とともに、フロントローを独占した。

 開幕戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2018)以来となるポール獲得により、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)の連続ポールポジション獲得は3戦で止まった。

 3番手にベッテル、4番手に同じくフェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)がつけ、5番手にマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)、6番手にダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)とレッドブル(Red Bull)勢が並んだ。

 7番手以下には、ハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)、地元スペインの歓声を受けたマクラーレン(McLaren)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)とルノー(Renault)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、ハースのロマン・グロージャン(Romain Grosjean)が続いている。

 総合争いでベッテルをわずか4ポイント差でリードしているハミルトンは「しばらく獲得できていなかったこのポールが必要だった。それにここでのメルセデス勢のワンツーは素晴らしい。ここは英国のファンも多く、スペインのファンも応援してくれるからいつも最高の雰囲気で、それもグレートなことだね」とコメントしている。

 一方でベッテルは自身のラップに満足しているとし、「僕も良い気分だ。(タイムが計時される)タワーをみても自分の名前は上がっていかなかったけれど、メルセデスが強くなるのは分かっていた。あすどうなるかは見てみようじゃないか。みんなが楽しんでくれることを願うよ」と語った。(c)AFP