【5月12日 AFP】スーパーラグビー(Super Rugby 2018)は12日、第13節の試合が行われ、サンウルブズ(Sunwolves)は63-28でレッズ(Queensland Reds)を下し、今季10試合目にして初勝利を挙げた。

 秩父宮ラグビー場(Chichibunomiya Rugby Stadium)での今季最終戦となったサンウルブズは、「トンガ出身のゴジラ」の異名を持つホセア・サウマキ(Hosea Saumaki)のハットトリックや、12本すべてのキックを決めるとともにトライも挙げたヘイデン・パーカー(Hayden Parker)の36得点の活躍で勝利を手にした。

 過去最多となる63点を記録してオーストラリア勢から初白星を奪ったサンウルブズのキャプテン流大(Yutaka Nagare)は、負け続けながらも大きな声援を受ける中、チームはゲームプランを実行できたと語り、さらなる勝利に意欲をみせた。

 参戦3年目の今季、開幕から9連敗を喫していたサンウルブズは前半20分までに9-14と追いかける展開となったが、グラント・ハッティング(Grant Hattingh)のトライで逆転すると、パーカーもトライを決めて29-14とリードして前半を終えた。

 後半に入るとサウマキが大暴れをみせ、ハーフタイム直後に気の抜けたレッズの守備陣を突き、コーナーへ飛び込みこの日1本目のトライ。さらにサウマキは終盤に同様の形から2トライを決めるなど、サンウルブズは計6トライを挙げた。

 サンウルブズは参入1年目の2016年に15試合で1勝、昨季は2勝を挙げている。(c)AFP