【5月12日 時事通信社】ポンペオ米国務長官は11日、北朝鮮が早期非核化に向けて「思い切った行動」を取れば、米国は北朝鮮の経済発展に協力すると強調した。韓国の康京和外相との会談後の共同記者会見で述べた。6月12日の米朝首脳会談でも、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が「短期間での非核化」を受け入れるかが焦点になるとみられる。

 ポンペオ氏は「思い切った行動」の具体的な内容には言及しなかったが、北朝鮮が保有する核兵器の廃棄などを指すとみられる。早期の非核化を達成するよう促した形だ。トランプ政権は完全な非核化の実現まで「最大限の圧力」を堅持する方針。

 国務省のナウアート報道官はツイッターで、ポンペオ氏の「経済発展への協力」発言について、米国による直接支援ではなく、国際的な貿易・投資、世界中の訪問客らが集まることによって、北朝鮮がより明るい未来を手にすることを意味すると説明した。

 9日に訪朝し、拘束されていた米国人3人を連れ帰ったポンペオ氏は、正恩氏とも会談し「内容のある会話を行った」と指摘。「米国と北朝鮮が目標を共有していると確信している」と述べ、米朝会談成功に期待感を示した。3人の解放は「首脳会談の成功に向けた環境づくりに役立つ」と評価した。

 また、非核化の実現には「しっかりとした検証計画が必要だ」と述べ、国際社会と協力する意向を示した。(c)時事通信社