【5月11日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2018)は10日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会3連覇を目指していた第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は4-6、3-6で第6シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)に敗れ、4強入りはならなかった。

 この結果、すでに今大会ではキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)、エリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)、そしてエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)が大会から姿を消しているため、プリスコバは勝ち残りを決めている最高シードの選手となった。

 準決勝ではウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で2度の優勝を成し遂げている第10シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)と対戦するプリスコバは試合後、「きょうはウオーミングアップの時から本当に調子が良かった」とすると、「今年ではベストの試合の一つだったと思うし、クレーでいえば人生最高のプレーができた」と語った。

 一方、苦杯をなめたハレプは「きょうの彼女はミスがなかった。自分が悪いプレーをしたわけではなかった」とした上で、「重要な場面でミスが出てしまった。それで彼女の方に流れが行ってしまったと思うが、試合についてはがっかりしていない。彼女が勝利にふさわしかった」と勝者をたたえた。(c)AFP/Thomas ALLNUTT