【5月10日 AFP】オーストラリア人科学者のデービッド・グドール(David Goodall)氏(104)が10日、スイスの自殺ほう助機関で自ら命を絶った。同機関が発表した。

 グドール氏は不治の病に侵されていたわけではなかったが、生活の質が著しく低下しているとして、自国のオーストラリアでは認められていない自殺ほう助機関を利用するため、スイスのバーゼル(Basel)を訪れていた。

 グドール氏の最期をみとった同機関「エグジット・インターナショナル(Exit International)」創設者のフィリップ・ニチキ(Philip Nitschke)氏はツイッター(Twitter)で、グドール氏は「安らかに他界した」と発表した。

 ニチキ氏によると、グドール氏は同日午後0時30分(日本時間同7時30分)、催眠鎮静薬で息を引き取ったという。(c)AFP