【5月10日 AFP】(更新)ロシア国防省は10日、イスラエルが同日シリアに対して行った攻撃で、戦闘機28機が出動し、合わせて約70発のミサイルが発射されたという見方を示した。

 ロシアのインタファクス(Interfax)通信は国防省の発表として、「イスラエルのF15およびF16戦闘機計28機が出動して攻撃に当たり、約60発の空対地ミサイルをシリア各地に向けて発射した。イスラエルはさらに、戦術地対地ミサイルを10発以上を発射した」と伝えた。

 ロシア側は、これらのミサイルのうち半数以上がシリアの防空システムによって撃墜されたとみているが、被害の規模については現在確認中だとしている。

 同省の発表によると、「イランの武装集団の拠点に加え、ダマスカス周辺域とシリア南部にある空軍の拠点が攻撃された」という。

 一方イスラエルは今回の攻撃について、占領地ゴラン高原(Golan Heights)の駐留部隊にシリア側からミサイル約20発が撃ち込まれたことを受けての対応だと説明している。(c)AFP