【5月12日 CNS】スウェーデンで行われていた世界卓球選手権(2018 World Team Table Tennis Championships)団体戦が6日、幕を下ろした。女子決勝は中国が3-1で日本を下し、4大会連続優勝を果たした。しかし、決勝で対戦した日本女子の3人は成長著しい選手たちとあって、実力は確か。東京五輪に向けて重視すべきライバルだ。

 決勝まで、順調に実力を発揮していた劉詩ウェン(Liu Shiwen)だが、決勝戦1試合目のプレッシャーを感じたのか、5ゲームを交えたが17歳の伊藤美誠(Mima Ito)に敗れた。

 その後、中国チームは調子を取り戻し、丁寧(Ding Ning)は3-0で平野美宇(Miu Hirano)からゲームを奪い同点に戻し、世界ランク2位の朱雨玲(Zhu Yuling)と同3位の石川佳純(Kasumi Ishikawa)は、ほぼ互角の戦いになるかと思われたが、朱が石川を3-0で圧倒した。

 再び登場した平野を迎え撃ったのは状態を取り戻した劉で、3-0でゲームを奪い、中国チームは優勝を勝ち取った。劉は試合後、「最初の対戦で負けてしまったのが本当に悔しい。伊藤は頭の回転がとても早い。最後の肝心な場面で、少し守りに入ってしまった。今回の負けで得たものも大きかった」と話した。

■中国女子は新旧交代の時期、日本の伊藤はさらに脅威に

 現在の中国女子選手は、新旧交代の時期にあたる。古株で主力の丁と劉は技術面、精神面ともに成熟しているが、まだ若い朱、陳夢(Chen Meng)、王曼昱(Wang Manyu)らもすでに世界レベルとはいえ、大きな大会で腕を磨き、精神面のコントロールや技術を成熟させる必要がある。

 李隼(Li Sun)コーチは試合後、「みんなよく実力を発揮できていた。最終目標は2年後の五輪。今回の選手権は、そのためのトレーニングと考えている」と話した。

 劉からゲームを奪った伊藤は、まだ17歳。東京五輪の頃には19歳だ。成長著しい伊藤は、さらに成熟して中国チームを脅かすだろう。今回の試合で見せた、自分より明らかに実力が上の劉を前にしても一切臆せず、凶暴な球を打っていた強気なスタイルが、今後も伊藤を成長させていくだろう。(c)CNS/JCM/AFPBB News