【5月10日 AFP】女子テニス、元世界ランキング1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が、次週開催されるイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2018)を欠場することが分かった。大会主催者が9日、発表した。

 四大大会(グランドスラム)通算23勝を誇るセレーナは、高熱を理由に今週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2018)も欠場しており、出産による半年間の休養からの復帰後に出場した大会では、体調を万全にするのに苦労していると認めていた。

 セレーナは2002年、2013年、2014年、2016年の4度にわたってイタリア国際を制しており、大会が行われるローマは、夫のアレクシス・オハニアン(Alexis Ohanian)氏と出会い、プロポーズを受けた街でもあった。

 今回の欠場により、セレーナは今月末に開幕する全仏オープンテニス(French Open 2018)への出場にも暗雲が垂れ込めている。現在36歳の元女王は過去にローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で3度の優勝を経験しているが、クレーでは2016年を最後にプレーしておらず、仮に同大会でグランドスラム復帰を果たすとすれば、ぶっつけ本番となる。(c)AFP