【5月10日 AFP】ポーランド西部の高速道路で、製菓業者のタンクローリーが中央分離帯に衝突し、運んでいた液状チョコレート12トンが漏れ出し、路上を覆う事態となった。

 タンクローリーは横転後、反対車線に飛び出して停止。運転手は腕を骨折し、病院に搬送された。地元警察は、事故の原因は不明だとしている。

 一帯には液状チョコレートがあふれ出し、両車線ともに通行止めとなったが、路上には事故直後に通行した車両によって何キロにもわたりチョコレートのタイヤ跡が残された。

 チョコレートは外気にさらされて凝固。清掃員らはシャベルや掘削機、さらに温水を使用した高圧洗浄機などを使用して少しずつチョコレートの塊を取り除く作業を開始した。

 地元消防団長は民放テレビTVN24に対し、作業は「何時間にも及ぶ」との見通しを示し、「チョコレートはいったん固まると雪よりもたちが悪い」と語った。映像は9日撮影。(c)AFP