【5月10日 AFP】アフガニスタンの首都カブールで9日、武装集団が警察署2か所を襲撃し、内務省によると少なくとも5人が死亡、16人が負傷した。襲撃は連携したものだったとみられる。治安部隊が実行犯らの捜索を続けている。

 同日昼前、大きな爆発音が立て続けに起きた直後、一斉射撃があり、武装集団と警察の間で激しい銃撃戦になった。武装集団の一部は自爆攻撃も行った。さらに夕方、もう一度爆発音が鳴り響いた。

 イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)とイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」がそれぞれ犯行を主張。だがアフガニスタンの情報当局は、どちらもタリバン系の武装勢力ハッカニ・ネットワーク(Haqqani Network)と、パキスタンを拠点とするイスラム過激派「ラシュカレトイバ(Lashkar-e-TaibaLeT)」の犯行だとしている。

 内務省の報道官は地元テレビ局に、死者のうち2人は警官だと語った。(c)AFP/Emal HAIDARY, Usman SHARIFI