【5月10日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia 2018)は9日、第5ステージ(アグリジェントからサンタニンファ、153キロメートル)が行われ、チーム・ロットNL・ユンボ(Team LottoNL-Jumbo)のエンリコ・バッタリン(Enrico Battaglin、イタリア)がステージ優勝を飾った。33位に入ったチームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)は、三大ツール(グランツール)3連勝へ向けて第6ステージでの逆襲を誓った。

 フルームはこの日の第5ステージを先頭集団でフィニッシュしたものの、総合順位では首位を走るBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のローハン・デニス(Rohan Dennis、オーストラリア)との差が縮まらず、55秒差の19位となっている。

 通算4度のツール・ド・フランス(Tour de France)制覇を誇る32歳のフルームはレース後、エトナ山(Mount Etna)を舞台とする第6ステージへ向けて「(エトナ山で)どうなるか見てみよう。今はどこに流れが転んでもおかしくない状況だ」とすると、「最初の山岳ステージだし、終盤に向けてレースが大きく動いたり、活性化したりする可能性がある」と語った。

「去年はものすごい向かい風だったから、そこまで動きがなかったけど、今年は全く異なる展開になると思う。個人的には最後までベストの走りをしたいと思っている。すでにタイムを少し失ってしまっているから、ここから巻き返していきたい」

 この日は最後のスプリント勝負で圧倒的な走りを見せたバッタリンが4時間6分3秒でフィニッシュし、バーレーン・メリダ(Bahrain-Merida)の同胞ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(Giovanni Visconti)を2位、カチューシャ・アルペシン(Team Katusha Alpecin)のホセ・ゴンサルベス(Jose Goncalves、ポルトガル)を3位に抑えた。(c)AFP