【5月10日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは9日、第31節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)を3-1で下し、勝ち点、総得点、勝利数のリーグ新記録を更新した。

 総得点を105、勝ち点を97、勝利数を31に伸ばしたシティは、いずれもチェルシー(Chelsea)が持っていたリーグ記録を今季塗り替えている。

 4月に5試合を残してリーグ優勝を決めたシティは、現時点で2位のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に20ポイント差をつけている。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督率いるシティは、13日の最終節でサウサンプトン(Southampton FC)に勝利すれば、リーグ史上初めて勝ち点を100の大台に乗せることができる。

 今季限りで退団するヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)がホーム最終戦で主将を務めたシティは、ダニーロ(Danilo Luiz da Silva)、ベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)、フェルナンジーニョ(Fernandinho)が得点を記録し、ブライトンの反撃をレオナルド・ウジョア(Leonardo Ulloa)の1点に抑えた。

 3アシストをマークしたリロイ・ザネ(Leroy Sane)も見事な輝きだったが、試合はトゥーレの8年間の功績をたたえる舞台と化した。

 リーグ戦今季初先発を飾ったトゥーレは、ヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)からキャプテンマークを譲り受けてピッチに立ち、後半40分に途中交代した際にはスタジアム中のファンからのスタンディングオベーションで迎えられた。

 コンパニーは「最高のチームメートでいてくれて感謝している。このクラブの永遠のレジェンドがいるのであれば、それは彼だ」とトゥーレを称賛した。

 34歳のトゥーレは、シティでの8シーズンでリーグ優勝3回、国内カップ戦で4度の優勝を経験している。今季のリーグ戦出場9試合はすべて途中出場だった。

 試合後に行われたセレモニーでは、兄でシティでもともにプレーしたコロ・トゥーレ(Kolo Toure)がサプライズゲストとして登場している。(c)AFP