【5月10日 AFP】サッカーイタリア杯(Italian Cup 2017-18)は9日、スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で決勝が行われ、ユベントス(Juventus)は4-0でACミラン(AC Milan)を下し、大会4連覇を果たした。

 通算13度目の優勝を飾ったユベントスは、イタリア史上初の4年連続の国内2冠が確実となった。ユベントスはリーグ戦残り2節で勝ち点1を獲得すれば、こちらも優勝が決まる。

 ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は「選手は素晴らしい試合をした。この優勝に値する。ミランに何もさせなかった」とチームをたたえた。

「今は勝ち点でスクデット(リーグ優勝)を確実なものとし、この特別なシーズンを楽しみたい」

 前半は拮抗したものの、後半プレッシャーをかけ続けたユベントスに対し、ミランは守護神ジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)の二つのミスとニコラ・カリニッチ(Nikola Kalinic)のオウンゴールで3点を与えた形となった。

 後半11分にメディ・ベナティア(Mehdi Benatia)が試合の均衡を破ったユベントスは、その後9分間の間にドウグラス・コスタ(Douglas Costa)、ベナティアが加点すると、最後は同31分にカリニッチのオウンゴールで4点目を奪った。

 リーグ戦で6位につけるミランは、勝利すれば来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)にグループステージから参加することができた。

 ミランのジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督は「結果はパフォーマンスを反映していないが、ミスの代償は支払わなければならない」とコメントしている。

「4万人のファンにこういう結果を見せてしまったので傷口は大きい。われわれより好調なチームとの2試合があるが、きょう以上の内容でヨーロッパリーグに出られるようトライしなければならない」 (c)AFP