【5月9日 AFP】米大リーグ(MLB)、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)のジェームズ・パクストン(James Paxton)が、8日のトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)戦でカナダ出身選手としては2人目となるノーヒットノーランを達成した。

 これまでメジャーで1回も完投がなかった29歳の先発左腕だが、この日はブルージェイズ打線を相手に簡単に9回まで進むと、最後の打者ジョシュ・ドナルドソン(Josh Donaldson)は160キロ近い速球を連続で投げ込んで三ゴロに打ち取り、わずか99球で球団史上5人目の快挙を成し遂げた。

 味方の守りにも助けられ、特に7回にはカイル・シーガー(Kyle Seager)が見事なダイビングキャッチで三塁線への痛烈な打球を止め、相手の安打を阻んだ。試合は5-0でマリナーズが勝利した。

 パクストンは前週のオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)戦でも、記録達成を予感させるような7回無失点16奪三振の快投を見せていた。

 今季のメジャーでノーヒッターが出るのは3度目で、先月にはアスレチックスのショーン・マネイア(Sean Manaea)、今月4日にはロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)が、サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)を相手に4人の継投で実現している。(c)AFP