【5月9日 AFP】5日に脳出血で緊急手術を受けたイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の元指揮官アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏が、起き上がって家族と話すなど回復していることが英メディアの報道で分かった。

 ファーガソン氏の現在の状態について、現時点でクラブなどからの正式発表はない。しかし、英デーリー・メール(Daily Mail)紙のウェブサイトによると、同氏は昏睡(こんすい)状態を脱して明るい回復の兆しを見せ始めているという。

「手術は非常に上手くいき、治療に対する反応も良く、家族もまだ完全に安心しているわけではないが、前向きになっている。ただし、完全な回復への道のりは時間のかかるもので、経過の観察を続けなければならないことは理解している」

 また英タブロイド紙サン(The Sun)に語った関係者によると、「予後は良好で、サッカー関係の親しい友人には、状況の進展について随時連絡が届いている」という。

 サッカー史でも有数の指導者として知られ、現在76歳となるファーガソン氏は、26年以上にわたりマンチェスター・ユナイテッドで指揮を執り、リーグ優勝13回、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇2回など計38個の主要タイトルを獲得した後、2013年に勇退した。(c)AFP/Pirate IRWIN