【5月8日 AFP】(更新)アルメニア議会は8日、野党勢力指導者のニコル・パシニャン(Nikol Pashinyan)氏を首相に選出した。パシニャン氏は過去数週間にわたって与党に対する大規模な抗議デモを指揮。パシニャン首相の誕生で、同国の政界勢力図は一変する。

 2回目となったこの日の首相選出承認投票でパシニャン氏は、与党・共和党内からも支持を獲得し、賛成59、反対42でパシニャン氏選出が決まった。先週行われた1回目の投票では僅差で否決され、同国はここ数年間で最悪の政治危機に陥っていた。

 投票に先立ちパシニャン氏は、「首相選出後の私の初仕事は、この国に普通の生活をもたらすことになるだろう」「アルメニアに汚職はなくなるはずだ。アルメニアはこれを最後に、政治的迫害を過去のものとするだろう」と述べていた。(c)AFP