【5月8日 CNS】創立120周年を迎える中国・北京大学(Peking University)を祝して、百度(Baidu)の李彦宏(Robin Li)CEOが4月28日、妻の馬東敏(Ma Dongmin)博士とともに母校である北京大学を訪れ、百度と李CEO個人から北京大学へ6.6億元(約112.9億円)を寄付し、「北大百度基金」を設立すると発表した。基金は人工知能(AI)や関連学科の研究などにあてられ、情報科学、医療、経済学など同大の先進的な分野とAIとの融合の研究を支援する。

 北京大学の林建華(Lin Jianhua)学長はあいさつで、「李氏の母校に対する長年にわたる感謝と恩返しに、深く感謝の念を表する。大学は未来への架け橋。120周年という節目に、もう一度振り返り、後輩たちを未来に向かって引っ張っていこう」と述べた。

 また、「自分の理想と北京大学が再び、一体になる時が来た。百度の技術と実践を北京大学の広く、深い学術研究能力と結びつけることで、さらに多くの恩恵、成果を国家と時代にもたらしたい」と話した。

 李CEOは、1991年に北京大学の情報管理学部を卒業。今回の寄付は、同大学創立120周年に寄せられた祝い金の中で最高額だという。(c)CNS/JCM/AFPBB News