【5月8日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のニューヨーク・ニックス(New York Knicks)は7日、デヴィッド・フィッツデール(David Fizdale)氏をチームの新ヘッドコーチ(HC)に指名した。同氏は昨年11月、開幕スタートに失敗したメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)の指揮官を解任されていた。

 これまでにゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)、アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)、マイアミ・ヒート(Miami Heat)でアシスタントコーチを務めた経歴を持つ43歳のフィッツデール氏は、5季連続でプレーオフ出場を逃すなど低迷が続いているニックスの再建を任されることになり、「ニックスへの加入は光栄であり、恐れ多いこと」と述べた。

「ニックスを指導するという大きな責任については十分に認識している。そして、ニューヨークの熱狂的なファンが誇りに思えるような常勝チームをつくり上げることに全力を尽くす準備はできている」

 フィッツデール氏はグリズリーズでの就任1年目となった2016-17シーズンに通算成績43勝39敗を記録し、プレーオフに進出したものの、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)の前に1回戦で敗退。今シーズンは7勝12敗となった時点で指揮官を解任され、チームもリーグワースト2位の通算22勝60敗に終わった。

 一方、ニックスも今季29勝53敗と成績が振るわず、先月にはジェフ・ホーナセック(Jeff Hornacek)HCが解任され、フィッツデール氏に白羽の矢が立てられることになった。(c)AFP