【5月8日 AFP】カンボジア中部の村で、汚染された飲み物の摂取により、少なくとも13人が死亡、150人近くが入院した。保健当局が7日、明らかにした。コメを使った自家製の酒、もしくは水に原因があるとみられる。

 死者が出始めたのは今月3日。事故があったクラチエ(Kratie)州の地方部にあるチェットボレイ(Chet Borey)郡の2つの村では動揺が広がっている。

 州の衛生当局者は、「現時点では事故の原因はわかっておらず、現在も究明に当たっているところだ」と話した。

 保健省によれば、コメを使った酒のサンプルから、非常に有害とされる高いレベルのメチルアルコールが検出されたという。当局はその一方で、水のサンプルの検査結果が出るのを待っている。

 保健省は村の住民らに対し、コメを使った酒を飲むのをやめるよう警告しており、食料や水の衛生状態には特に注意するよう呼び掛けている。(c)AFP