【5月12日 CNS】楊成蘭さんと呉方俊さんは、貴州省(Guizhou)黔東南ミャオ族トン族自治州(Qiandongnan Miao and Dong Autonomous Prefecture)出身のトン族人で、二人とも1980年代に生まれた「80後」と呼ばれる世代の夫婦だ。

 楊さんは、地元の村から初めて大学に行った。大学を卒業してから7年間は都市部で働いていたが、故郷の村おこしのため、2016年に都会での仕事を辞めて地元に戻り、自らトン族の布を織り、販売する事業を始めた。

 夫の呉さんも仕事を辞め、ネットショップの運営を手伝った。二人は村の女性を集め、事業を拡大。トン族の手織り布は現在、国内市場だけでなく、日本やイタリアなどの海外市場にも輸出されているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News