【5月7日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)は6日、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)戦に先発登板し、6回を投げて2失点6三振で今季3勝目を挙げた。試合は8-2でエンゼルスが勝利した。

 足首をひねった影響で4月24日以来となる登板になった大谷は、敵地セーフコ・フィールド(Safeco Field)に詰め掛けた4万7400人のファンの前で、直球と変化球を織り交ぜた投球を披露し、マリナーズ打線を手玉に取った。

 7回に大谷は先頭打者のミッチ・ハニガー(Mitch Haniger)に単打を許すと、リオン・ヒーリー(Ryon Healy)に2点本塁打を許し、さらに一球もストライクが入らず四球を与えると98球で降板した。

 6安打、2四球を許した大谷が失点を3以下に抑えたのは、先発登板5回中これが2回目。7回にヒーリーに本塁打を打たれるまで二塁を踏ませない好投で、マリナーズ先発のフェリックス・ヘルナンデス(Felix Hernandez)との投げ合いを制している。

 エンゼルス打線はマイク・トラウト(Mike Trout)の今季12号や、ザック・コザート(Zack Cozart)、クリス・ヤング(Chris Young)の本塁打で大谷を援護した。

 エンゼルスのマイク・ソーシア(Mike Scioscia)監督は「素晴らしいボ投球だったと思う。久々の登板だったが、制球が本当にしっかりしていた。7回の頭は少し疲れがあったのかもしれないが、それを除けばショウヘイは見事だった」とコメントした。

 一方で大谷は「疲れはまったくなかったです。制球が乱れました。球がうわずってしまって。マウンドの降り方が良くなかったです。そこは次の先発の時までに直したいです」と語っている。(c)AFP