【5月7日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ウェルズ・ファーゴ選手権(Wells Fargo Championship 2018)は6日、ノースカロライナ州シャーロット(Charlotte)のクウェイルホロー・クラブ(Quail Hollow Club)で最終日が行われ、上がり3ホールで2バーディーを奪ったジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)が通算12アンダーで優勝。今季2勝目、ツアー通算12勝目を挙げた。

 2015年に全米プロゴルフ選手権(2015 PGA Championship)を制している30歳のデイは、今回と同じクウェイルホローで行われた昨年の全米プロで後半に崩れたが、この日も終盤で連続ボギーをたたき、4ホールを残してアーロン・ワイズ(Aaron Wise、米国)に並ばれた。

 それでもデイは、パー4の16番で約3メートルのバーディーパットを沈めると、続くパー3の17番ではティーショットをピンに当てた後にタップインバーディー。最後は18番で2メートル強のパーパットを沈め、2打差でワイズとニック・ワトニー(Nick Watney、米国)を退けた。

 11月に夫人が第3子の出産を予定しているデイは「多分、これまでで最高の勝利の一つだ。きょうはすべてが厳しかった」とコメントした。

 1月のファーマーズ・インシュアランス・オープン(Farmers Insurance Open 2018)で、2年前のザ・プレーヤーズ選手権(The Players Championship 2016)以来となる勝利を飾っているデイは、次週に迫った今季の同大会について、優勝争いをするにはもっと良いゴルフをしなければならないと話している。

 4月の第82回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2018)以来となる大会で苦戦しているタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、2014年以来となる1個もバーディーを奪えない一日を送り、スコアを3ストローク落として通算2オーバーで大会を終えた。

 ウッズは「パットの調子が戻らなかった。何もできなかった。せっかくつかんだチャンスもすべて逃した。とにかくひどい一週間だった」とコメントした。

 ウッズは10日から、再びツアーの上位選手が顔をそろえるプレーヤーズ選手権に挑む。前半は同じ米国の選手で、大会優勝経験を持つフィル・ミケルソン(Phil Mickelson)とリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)と同組で回ることが決まっている。(c)AFP