【5月7日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の顧問弁護士であるルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)氏は6日、2016年の大統領選へのロシア介入疑惑をめぐり、捜査を担当する特別検察官からトランプ氏が召喚を受けたとしても、必ずしも応じる必要はないという見解を示した。

 その一方でジュリアーニ氏は、大統領は「証言することを希望」しており、ロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官と共に「もしかしたら問題を解決していけるかもしれない」と語った。

 元ニューヨーク市長で検察官を務めたこともあるジュリアーニ氏はABCニュース(ABC News)の番組「ディス・ウイーク(This Week)」で、モラー特別検察官が召喚状を出した場合、トランプ大統領が応じるかどうかという質問を受け、「必ずしも応じる必要はない。トランプ氏は米国の大統領だ。他の大統領が持つのと同じ特権を行使することができる」と答えた。

 過去にはビル・クリントン(Bill Clinton)元大統領が、ホワイトハウス(White House)の実習生だったモニカ・ルインスキー(Monica Lewinsky)さんとの関係をめぐる捜査の一環で出された召喚命令に抵抗したが、最終的には大陪審で2時間以上にわたって証言している。(c)AFP