【5月6日 AFPBB News】性的少数者(LGBT、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)による祭典「東京レインボープライド(Tokyo Rainbow Pride 2018)が東京都内で開催され、最終日となった6日は、渋谷~原宿間の約2.5キロにわたってパレードが行われた。ドラァグクイーンのドレス姿やレインボーカラーのビキニ姿など、それぞれ自分らしさを表した衣装の人たちが参加し、沿道には見学者や支援者らがつめかけた。

 都内でのプライドパレードは1994年に始まり、今年のテーマは「LOVE & EQUALITY(すべての愛に、平等を)」。愛する人を、自由に愛する「平等」を実現させようというメッセージを込めた。

 パレードには、過去最多の37団体、約7000人が参加。性的少数者の支援を表明している企業のほか、日本のLGBTコミュニティーを応援しようと結成された欧州の駐日大使による「European Ambassadors 4 LGBT」や、家族や親子でのパレード参加を呼びかける「LGBTの家族と友人をつなぐ会」など、それぞれ「愛と平等」を求めるメッセージを掲げて練り歩いた。

 このほか、今年4月に国内初のゲイコンテストを開催した「ミスター・ゲイ・ジャパン(MR GAY JAPAN)」のファイナリストも沿道の人々とハイタッチをしながら、イベントをPRした。

 車いすで参加した都内在住の岡安みほ(Miho Okayasu)さん(34)は、「LGBTも病気や障害のある人も、みんなが生きやすくなればいい。『ごめんなさい』ではなく『ありがとう』が言える社会にしたい」と話した。 (c)AFPBB News