【5月7日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia 2018)は6日、第3ステージ(ベエルシェバからエイラート、229キロメートル)が行われ、クイックステップ・フロアーズ(Quick Step Floors)のエリア・ヴィヴィアーニ(Elia Viviani、イタリア)が2日連続のステージ優勝を飾った。

 ヴィヴィアーニは最後のスプリント勝負で安全用のフェンスに接触しそうになったが、なんとか生き残ると、チームEFエデュケーションファースト・ドラパック(Team EF Education First–Drapac p/b Cannondale)のサーシャ・モドロ(Sacha Modolo、イタリア)、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のサム・ベネット(Sam Bennett、アイルランド)に競り勝った。

 総合首位(マリアローザ)はBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のローハン・デニス(Rohan Dennis、オーストラリア)が維持している。

 最後の直線で、ヴィヴィアーニはベネットの後方の絶好の場所に位置取ったが、後ろから飛び出そうとしたところでベネットが道の左端から右端へよれ、ヴィヴィアーニはフェンス際に追い込まれた。それでも経験豊富なヴィヴィアーニが冷静にベネットの方へ体を傾けたため、ベネットは再び左へ進路を修正し、前が開いたヴィヴィアーニはそのまま一気に勝利を飾った。

 ヴィヴィアーニはベネットの走行に不満をのぞかせながらも、勝利できたことを喜んだ。

「見ての通り、彼はコースを変えた。もちろん、2位で終わっていたら異議を申し立てただろう。彼がコースを変えたせいで、スピードを落とさなくてはならなかった。きょうは勝てたから選手同士の関係を緊張させるつもりはない。だけど接触する瞬間は確かにあって、僕としては彼の方に傾くか、ブレーキをかけるしかなかった」 (c)AFP/Barnaby CHESTERMAN