【5月7日 AFP】17-18イタリア・セリエAは6日、第36節が行われ、インテル(Inter Milan)は退場者を出したウディネーゼ(Udinese)を4-0で下し、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)出場圏内となる5位以内を確定させると同時に、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場権獲得にも望みをつないだ。

 セリエAはユベントス(Juventus)の1位、ナポリ(SSC Napoli)の2位までがすでに確定している。

 インテルは今節アタランタ(Atalanta)と1-1で引き分けた4位ラツィオ(SS Lazio)とのポイント差を2に縮めており、ルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督は「われわれはまだチャンピオンズリーグに出られると信じている」とコメントした。

 前節のユベントス戦で終盤に逆転されて2-3で敗れたインテルは、アンドレア・ラノッキア(Andrea Ranocchia)、ラフィーニャ(Rafinha Alcantara)、キャプテンのマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)のゴールで前半で試合を決めた。

 セリエA残留争いの渦中にあるウディネーゼは、後半開始直後にセコ・フォファーナ(Seko Fofana)が退場となり、最後の40分間を10人で戦った。

 前半12分にCKからラノッキアのヘディングシュートが決まり先制したインテルは、44分にラフィーニャのセリエA初得点で加点すると、その直後にイカルディが得点ランクトップに立つラツィオのチロ・インモービレ(Ciro Immobile)に1点差に迫るゴールを決めた。

 ウディネーゼは後半5分、フォファーナがイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)の足首を踏みつけていたことがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって確認されて退場となり、事実上勝敗が決した。

 その後ボルハ・バレロ(Borja Valero)が4点目を決めたインテルは、途中出場のヤン・カラモー(Yann Karamoh)が5点目のチャンスを逃したものの、危なげなく逃げ切った。

 サッスオーロ(US Sassuolo)はマッテオ・ポリターノ(Matteo Politano)が後半に決勝点を決めて1-0で勝利し、セリエA残留を決めた。敗れたサンプドリア(Sampdoria)は、ヨーロッパリーグ出場権獲得の望みが絶たれた。

 残留争いは、クロトーネ(FC Crotone)との直接対決を2-1で勝利したキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)が15位、敗れたクロトーネが16位、そしてウディネーゼは降格となる18位と1ポイント差の17位につけている。

 前半15分のジェンギズ・ウンデル(Cengiz Under)のゴールでカリアリ(Cagliari Calcio)を1-0で下したASローマ(AS Roma)は、ラツィオと2ポイント差の3位につけている。敗れたカリアリは降格圏内の18位となっている。

 得点ランクトップのインモービレをけがで欠くラツィオは、前半2分にアタランタのムサ・バロウ(Musa Barrow)に先制点を許したが、24分にフェリペ・カイセド(Felipe Caicedo)のゴールで追いつき、1-1で引き分けた。(c)AFP