【5月6日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia 2018)は5日、第2ステージ(ハイファからテルアビブ、167キロメートル)が行われ、BMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のローハン・デニス(Rohan Dennis、オーストラリア)が総合首位に浮上した。ステージ優勝はクイックステップ・フロアーズ(Quick Step Floors)のエリア・ヴィヴィアーニ(Elia Viviani、イタリア)が飾っている。

 デニスは今ステージの中間スプリントで3秒のタイムボーナスを獲得し、エルサレムで行われた第1ステージの個人タイムトライアルでの2秒遅れを巻き返して、チームサンウェブ(Team Sunweb)のトム・デュムラン(Tom Dumoulin、オランダ)からピンクジャージーを奪った。

 デニスは2015年のツール・ド・フランス(2015 Tour de France)と昨年のブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2017)での開幕ステージでもそれぞれ総合首位を経験しており、これでグランツール(三大ツール)すべてのリーダージャージーに袖を通したことになった。

 総合争いではデュムランが1秒差で2位、ロット・ソウダル(Lotto Soudal)のヴィクトール・カンペナールツ(Victor Campenaerts、ベルギー)がデニスから3秒遅れの3位につけている。

 一方、リオデジャネイロ五輪のオムニアム金メダリストのヴィヴィアーニは、フィニッシュ前のスパートがかなり遅れたようにも見えたが、そこから突き抜けてウィリエール・トリエスティーナ・セッレ・イタリア(Wilier Triestina Selle Italia)のヤクブ・マレツコ(Jakub Mareczko、イタリア)を2位、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のサム・ベネット(Sam Bennett、アイルランド)を3位に抑え込んだ。

 総合優勝候補のチームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)は、スプリント争いを尻目に集団の中で支障なくフィニッシュした。

 フルームは4日の練習中に転倒して体の右側に切り傷と擦り傷を被り、個人タイムトライアルではデュムランから37秒遅れでフィニッシュしていた。(c)AFP