【5月5日 AFP】(写真追加)米ハワイ州ハワイ島で4日、マグニチュード(M)6.9の地震があり、キラウエア(Kilauea)火山が新たに噴火した。この噴火により住宅地に被害が出る恐れもある。米地質調査所(USGS)が明らかにした。

 この地震は4日午後0時32分(日本時間5日午前7時32分)に発生。震源はキラウエア火山の南側の山腹で、震源の深さは5キロ。同日にはM5.7の地震も起きており、当局は今後も地震活動が続くとみている。

 USGSはツイッター(Twitter)で「これ(震源)は1975年に起きたM7.1の大規模な地震とほぼ同じ場所だ」と述べている。1975年の地震では30人が死傷した。

 ハワイ島では地震が相次いで発生しており、同島に5つある活火山の一つ、キラウエア火山が3日に噴火。付近の住宅地に亀裂が生じ、溶岩が噴出したという。負傷者は報告されていないが、複数の住宅が全壊または半壊したという。(c)AFP