【5月5日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は4日、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)の準決勝第1戦で審判を侮辱したアトレティ・マドリード(Atletico de Madrid)のディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督に対し、4試合のベンチ入り禁止処分を科したと発表した。

 シメオネ監督は16日に仏リヨン(Lyon)で行われるオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)との決勝でスタンド観戦を余儀なくされることになり、来季のUEFA主催大会2試合についてもベンチに入れなくなる。

 罰金1万ユーロ(約130万円)も科されたシメオネ監督は、前週1-1で引き分けたアーセナル(Arsenal)との準決勝第1戦で、フランス出身のクレメン・ターピン(Clement Turpin)主審と激しい口論になり、退席を命じられた。そして3日に行われた第2戦は本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)のスタンドから観戦したが、アトレティコは1-0で試合を制し、2戦合計スコア2-1で決勝進出を決めた。

 UEFAの規律委員会はまた、レッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)の本拠地で行われた準決勝第2戦で、マルセイユのサポーターが爆竹を使用したり、物を投げ入れたりした問題でマルセイユの責任を訴えた。この試合ではザルツブルク側も、ピッチにファンの侵入を許したほか、クラブ関係者の不適切な行為があったとして処分が下される可能性に直面している。

 マルセイユは2試合合計スコア3-2で決勝の切符を手に入れた。今回の問題に関しては、今月31日に裁定が下されることになっている。(c)AFP