【5月4日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に所属するDFローラン・コシールニー(Laurent Koscielny)が3日、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)準決勝第2戦でアキレス腱を痛め、フランス代表としてのW杯ロシア大会(2018 World Cup)出場が厳しい状況となった。

 コシールニーは敵地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)で前半12分に負傷し、涙を流しながら担架でピッチから運び出された。この試合を0-1で落とし、2戦合計スコア1-2で敗退が決まったアーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は試合後、現在32歳のCBが長期離脱を余儀なくされると認めている。

 ベンゲル監督は試合後「あまり良さそうには見えない。アキレス腱だから」とすると、「スキャン検査で奇跡を祈ることはできるが、最初に見た感じでは良くなさそうだった」「断裂しているようにも見受けられたが、見ただけで判断することは誰にもできないので、少し注意深く考えている。仮にアキレス腱を断裂していたら、(W杯)出場の可能性はゼロだろう」と語った。

 コシールニーは2011年のデビュー以降、フランス代表通算51試合に出場しており、ディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督の下ではレギュラーとして活躍してきたため、6月16日にオーストラリアとW杯初戦を戦う同代表にとって今回の負傷は大きな打撃となった。(c)AFP