【5月4日 AFP】米国防総省は3日、アフリカ北東部のジブチにある米軍基地で、中国人が米軍操縦士に対し軍用級レーザーを照射する事案が複数回あったと発表した。

 国防総省のダナ・ホワイト(Dana White)報道官は、米当局が中国に対し正式に抗議し、ここ数週間に起きた複数の事案について調査するよう求めたと明らかにした。

 同じく報道官を務めるシェリル・クリンケル(Sheryll Klinkel)少佐はAFPに対し、ジブチの基地にC130輸送機が着陸した際、乗っていたパイロット2人が目に軽傷を負ったと語った。

 ジブチ国際空港に隣接するキャンプ・レモニエ(Camp Lemonnier)は、アフリカで唯一の常設米軍基地で、主にアフリカ東部とイエメンでの対テロ作戦の拠点として使われている。

 中国は2017年、ジブチの米軍基地からわずか数キロメートルの場所に海軍基地を開設。同基地は、軍事力を急拡大する同国初の海外軍事拠点となっていた。

 ホワイト報道官は高出力レーザー照射が中国人によるものだったことを「確信している」と表明。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は当局者らの話として、レーザーは中国軍基地から照射された可能性が高いと報じている。(c)AFP