【5月4日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は3日、顧問弁護士がポルノ女優に支払っていた口止め料13万ドル(約1400万円)を自身が清算したことを認めた。ホワイトハウス(White House)はこの数か月、大統領による支払いを否定していた。

 トランプ大統領はツイッター(Twitter)への連続投稿で、自身と不倫関係にあったと主張しているストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)さんに対し顧問弁護士のマイケル・コーエン(Michael Cohen)氏が支払った口止め料を、弁護依頼料の形でコーエン氏に払い戻したと説明。一方で、不倫関係についてのダニエルズさんの主張は「虚偽であり、ゆすり」だと非難した。

 コーエン氏による口止め料支払いは2016年11月の米大統領選の数日前に行われており、選挙資金法に違反した可能性が指摘されている。だがトランプ氏はツイートで、口止め料は選挙資金から拠出されたものではないとし、支払いは「私的な契約」だったと説明した。

 2日には、大統領の顧問弁護士チームに最近加わったルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)元ニューヨーク市長が、トランプ氏がコーエン氏に立て替え金を清算したと明らかにしていた。

 トランプ氏はこれまでダニエルズさんへの支払いには一切関知していなかったと主張していたが、先週にはダニエルズさんとの「契約」でコーエン氏が自身の代理人を務めていたことを認めていた。(c)AFP