【5月3日 AFP】エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏は過去数十年で最も英語が堪能なフランス大統領かもしれないが、国際舞台で自らの考えを訳し損なうこともあるようだ。

 マクロン大統領はオーストラリアのマルコム・ターンブル(Malcolm Turnbull)首相と行ったシドニーでの共同記者会見で、「あなたと、あなたのおいしい(delicious)ご夫人の温かい歓迎に感謝します」と発言した。

 ルーシー(Lucy Turnbull)首相夫人は会見には同席しておらず、ターンブル首相はこの言葉を受けて笑みを浮かべたが、当のマクロン氏本人は間違いに気付いていない様子だった。

 マクロン氏が言いたかったのは、フランス語の「デリシュ(delicieux)」の訳として一般的な「delightful(素敵な)」だったとみられる。なお、デリシュには実際に「おいしい」という意味もある。

 ツイッター(Twitter)界隈では、この言い間違いをからかう投稿が続出。中でも、フランス人は天性のロマンティストだというイメージを引き合いに冗談を飛ばすコメントが多くみられた。(c)AFP