【5月5日 CNS】中国国家統計局が27日に発表した「2017年農民工モニタリング調査報告」によると、2017年中国の農民工総人数は2億8652万人で、うち「新生代農民工」と呼ばれる、1980年以降生まれの若い世代が50.5%を占めていることがわかった。

 中国の農民工は増加傾向にあり、17年は前年よりも481万人増えた。年代別では、50歳以上の農民工が最も増えた。50歳以上の農村の労働力人口が、農業以外の職に就く割合が増えたことが主な原因だ。若い世代が過半数だが、平均年齢は前年より0.7歳高い39.7歳だった。

 短大卒以上の農民工も、著しく増加している。学校に行ったことがない農民工は全体の1%で、最終学歴が小学校13%、中学校58.6%、高校17.1%となり、短大卒以上が全体の10.3%を占めた。

製造業や建築業に携わる農民工は、減少傾向にある。2017年に製造業に従事した農民工は全体の29.9%で、建築業は18.9%にとどまった。一方、そのほかの第3次産業に従事する農民工は全体の48%に上った。

 農民工の平均月収は、安定して増加傾向にある。2017年の平均月収は3485元(約6万131円)で、前年より210元(約3623円)増えた。(c)CNS/JCM/AFPBB News