【5月1日 AFP】ラグビーオーストラリア代表のSHニック・フィップス(Nick Phipps)が1日、同国シドニーにある高級ホテルのパブで立ち小便をして追い出されたとして、「本当に大ばか者」だったと謝罪した。報道によると同選手は、先月21日にウラーラ・ホテル(Woollahra Hotel)のバーで友人と一緒に直前に迫った自身の結婚祝いをしていたが、泥酔して牛の服装をしたまま追い出されたと伝えられている。

 スーパーラグビー(Super Rugby)のNSWワラタス(NSW Waratahs)でもプレーするフィップスは報道陣に対し、「これまで通りの自分を貫き、正面から責任を受け入れる。自分は本当に大ばか者だった」とすると、「このような騒ぎを起こしてしまい、すぐに公の場に出て謝罪し、自分がどれだけ悔やんでいるかを皆さんにお知らせしたかった」と述べた。

 先月28日に長年のパートナーだったエボニー・バムフォード(Ebony Bamford)さんと結婚したフィップスは、事件についてはほとんど記憶にないとしながらも、「ほんの数秒間の出来事だった」と明かし、「ベテラン選手の一人として、責任を重く受け止めている。自分に下される処分はすべて受け入れるつもりだ。オーストラリアラグビー協会(ARU)と話したが、彼らは不快感を示していた」と語った。

 フィップスが猛省している一方で、ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)とARUはもう一つ頭痛の種を抱えている。先月にはラグビー界のスーパースターとして知られるイズラエル・フォラウ(Israel Folau)が、SNSに反同性愛者的な暴言を吐き、その問題の余波が続いている。(c)AFP