【4月30日 AFP】米中西部の田舎町に住むメイソン・ラムジー(Mason Ramsey)君(11)は、地元近くにあるスーパーマーケットでカントリーミュージックを歌い、インターネット上で一躍、話題の人となった。動画の投稿から目まぐるしい1か月が過ぎた今月27日、ラムジー君が大手音楽会社と契約を交わしてファーストシングルをリリースしたことが分かった。

 3月下旬に投稿されたスマートフォンで撮影した動画では、ラムジー君がイリノイ州ハリスバーグ(Harrisburg)の自宅近くにある米小売り大手ウォルマート(Walmart)の店舗で見事なカントリー・ヨーデル(カントリーミュージック独特の歌唱法)を披露している。この動画がインターネット上で拡散され、再生回数は3100万回を獲得し、その数は現在も増えている。

 ラムジー君はその後、アトランティック・レコーズ(Atlantic Records)と、テネシー州ナッシュビル(Nashville)を拠点とするビッグラウド(Big Loud)のレコード会社2社と契約を結んだ。このたびリリースしたファーストシングルは、その名も「Famous(有名)」と付けられている。

 レコード会社が発表した共同声明でラムジー君は、「これまで何回かナッシュビルに行ったことはあったけど、こんなことが起こるとは思ってもいなかった」とコメントしている。(c)AFP