【4月30日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は29日、第32節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は1-1でヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)と引き分け、2位浮上の機会を逃した。

 ドルトムントは前半19分、膝の大けがから2月に復帰したマルコ・ロイス(Marco Reus)が狙いすましたシュートで復帰後6ゴール目を奪取し、W杯ロシア大会(2018 World Cup)のドイツ代表入りへさらなるアピールをした。

 しかし、前半終了間際に守備陣の甘い対応からトーマス・デラネイ(Thomas Delaney)に同点ゴールを許したドルトムントは、後半15分過ぎにはエメル・トプラク(Omer Toprak)が勝ち越し点を決めたかに見えたが、オフサイドでゴールは認められなかった。その後も絶好の決勝点のチャンスを2回逃したチームは、シャルケ04(Schalke04)を抜いて2位に浮上することができなかった。

 マインツ05(Mainz 05)対RBライプツィヒ(RB Leipzig)戦はマインツが3-0で勝利。この試合では、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)への来季加入が内定しているライプツィヒのナビ・ケイタ(Naby Keita)が終盤に立て続けにイエローカード2枚をもらい、今季4回目の退場を宣告された。

 ケイタの退場について、チーム主将のビリ・オルバン(Willi Orban)は「まったく必要ないカードだった」と苦言を呈した。足早にピッチを後にしたケイタは、次節VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)とのホームゲームは出場停止となる。

 23歳のケイタは、すでにドイツカップ(German Cup 2017-18)のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦など、ライプツィヒで2試合退場しており、ギニア代表として臨んだ昨年10月のW杯ロシア(2018 World Cup)大会アフリカ予選のチュニジア戦でも退場している。

 これで公式戦5試合未勝利となったライプツィヒだが、6位にとどまり、かろうじて欧州カップ戦出場圏内は維持している。

 一方、前半のPKと終盤の2得点で勝利したマインツは、降格圏と勝ち点3差の14位に浮上した。かわってボルフスブルクが降格圏内の16位に転落。16位のチームは2部3位のチームとホームアンドアウェー方式のプレーオフを戦う。(c)AFP