【4月29日 AFP】18F1第4戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2018)は28日、予選が行われ、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)は、ハイスピードでチームメートのブレンドン・ハートレー(Brendon Hartley)とニアミスした場面について「キャリアで最も恐ろしい瞬間だった」と語った。

 フランス出身のガスリーは、予選Q1終盤でターン15に向かって時速320キロで突入した際、パンクしたことでトラック中央をスロー走行していたハートレーと接近。「本当に怖かった。キャリアで最も恐ろしいと感じた瞬間だった」「左右どちらに行けばいいか分からなかったよ」と振り返った。

「ブレンドンに何が起こったのかは知らないけど、彼はすごいスローダウンしていた。自分は320キロで走っていたが、彼はほとんど止まっていた。避けようと試みたけど、クラッシュすると思ったね。宙を浮く自分が想像できた」

「どうやって避けたのか分からないけど、本当に怖い瞬間だった。もしかしたら彼はパンクしていたのかもしれないが、それは言い訳にはならない。故意にやった訳ではないと確信しているけど、彼はライン上にいた。そのままライン上を行くのかどうかも分からなかった」

 一方のハートレーは自身の責任だと認めており、「災難だった。かなり動揺している」とすると、「ラップを決められていなかったが、その後にウォールにぶつかり、左コーナーで問題があることが分かったのでスローダウンした」「ピエールがすぐ後ろにいたのは気づいていなかった」と話した。

「半分のスピードで走って問題を突き止めようとしていたが、完全にやらかしてしまった。問題はウォールのせいで後ろから来ているドライバーが見えないことだ。大きなミスを犯してしまった。彼に申し訳なく思う。邪魔をした上に、大きな事故を起こしかけてしまい、彼には心から謝罪しないとならない」 (c)AFP