【4月27日 AFP】26日に行われた米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のドラフトでバッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)から全体7位で指名を受けたQBジョシュ・アレン(Josh Allen)が、過去の人種差別的なツイートが発覚したことを受け、「未熟で愚かだった」と謝罪した。

 現在21歳のアレンは上位5番目までに指名される可能性があるとみられていたが、ドラフトの開始数時間前に2012年から2013年にかけて投稿されたツイートの存在が見つかった。しかし、トレードで全体7位の指名権を手にしていたビルズは、今回の問題に左右されずに指名に至った。

 すでに削除された複数のツイートの中で、アレンは黒人に対する差別表現を指す「Nワード」を繰り返し使い、「どうして君はそんなに白いんだ?」と自身に尋ねるツイートには「もし白くなかったらダメだろ!」と返信していた。

 ドラフトが始まる前に米スポーツ専門チャンネルESPNの番組に出演したアレンは、問題のツイートは自身の性格を表すものではないとして、「もしあの時に戻ることができるなら、ためらいもなく絶対にやらない」「当時はそうしたことがどれだけ悪いのか分かっていなかった」と語った。

「今の私は何も考えずにツイートしていた14、5歳の時のような人間ではないと、皆さんが理解してくれていることを祈っている…。あれは自分ではないから、ああいった印象を持ってほしくない。本当に胸が痛い。家族も傷ついている。このような夜が来るなんて考えてもみなかった」

 この日のドラフトでは、全米大学フットボールの年間最優秀選手に贈られるハイズマン賞(2017 The Heisman Memorial Trophy Award)を受賞したオクラホマ大学(University of Oklahoma)のQBベイカー・メイフィールド(Baker Mayfield)が、クリーブランド・ブラウンズ (Cleveland Browns)から全体1位指名を受けた。

  また、ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)が全体2位でペンシルベニア州立大学(Pennsylvania State University)のRBセークワン・バークリー(Saquon Barkley)、ニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)が同3位で南カリフォルニア大学(University of Southern California)のQBサム・ダーノルド(Sam Darnold)を選出している。(c)AFP