【4月27日 AFP】インドネシアの裁判所は26日、メタンフェタミン(結晶状覚せい剤)約1トンを密輸したとして、台湾人8人に死刑判決を言い渡した。

 インドネシア警察は昨年7月、強制捜査で8人を逮捕。その際に組織のリーダーとみられる人物が警察との銃撃戦によって殺害されていた。

 南ジャカルタ地方裁判所の裁判長は、被告らが「薬物密輸を共謀し実行していたことは疑いの余地がない」として死刑判決を言い渡した。

 インドネシア警察は台湾警察の通報により、約1億5千万ドル(約160億円)相当のメタンフェタミン約1000キロを押収。およそ50箱に詰めて、中国から船で運ばれたという。

 被告のうち数人は麻薬取引の場所となったジャカルタの西125キロの地点の砂浜で逮捕され、また数人はシンガポール沖の密輸船で拘束されていた。(c)AFP