【4月27日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、トランプ氏の顧問弁護士を長年務めていたマイケル・コーエン(Michael Cohen)氏が、トランプ氏と不倫関係にあったと主張するポルノ女優ストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)さんとの「契約」で代理人を務めていたことを認めた。

 ダニエルズさんは2006年にトランプ氏と不倫をし、2016年米大統領選の直前にコーエン氏からこの不倫関係についての「口止め料」として13万ドル(約1400万円)を受け取ったと主張している。トランプ氏はこれまで、この口止め料の支払いについて何も知らなかったと主張してきた。

 人気テレビ番組「フォックス・アンド・フレンズ(Fox and Friends)」に電話で出演したトランプ氏はさまざまな質問に答える中で、ダニエルズさんとの交渉でコーエン氏が代理人を務めたと初めて認めた。ダニエルズさんはコーエン氏と結んだ「口止め契約」を取り消すための訴訟を起こしている。

 トランプ氏は、コーエン氏が担っていたのはトランプ氏の法律業務全体の「ごくごく一部」に過ぎないと説明し、「このばかばかしいポルノ女優との契約も含め、コーエン氏は私の代理人を務めていた」「私から見れば、彼は一つも間違ったことはしていない」「この件に選挙資金は一切使われていない」と発言した。(c)AFP